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妙國寺

 2023年NHK大河ドラマ『どうする家康』第28回「本能寺の変」の本編終了後の「聖地潤礼」の地が本能寺ではなく、妙國寺だったのが印象的であった。

 

 ようするに、『どうする家康』の主人公は織田信長ではなく徳川家康であるので、織田信長がいた本能寺ではなく、徳川家康がいた妙國寺を訪れたということであろう。

 

 当寺は、日蓮宗本山由緒寺院で、本尊は釈迦、多宝如来・首題宝塔・四菩薩・日蓮聖人です。
 永禄5年(1562)、堺を支配していた三好四兄弟の一人、三好実休(義賢)と日珖上人の尽力によって建てられました。日珖上人は、堺の豪商、油屋(伊達)常言の息子です。堺での日蓮宗の代表的な寺院として、商人や来堺した戦国武将たちの信奉を受け、朝廷より勅願寺と定められました。徳川家康本能寺の変の際に寄宿していたことでも知られ、大坂冬の陣の際には、灰被天目茶碗(大名物・徳川美術館所蔵)を持ち帰り、返礼としてソテツを見て詠んだ歌と光堂天目茶碗を贈ったという逸話が残っています。
 境内には他では見ることができないソテツを中心にした「枯山水の庭園(堺市指定名勝)」があります。国の天然記念物に指定されている「大ソテツ」は樹齢千年余りといわれ、織田信長をも恐れさせたという伝説の樹です。また、幕末にフランス兵との間におこった「堺事件」において、11人の土佐藩士が切腹した場所でもあります。土佐藩士らは北側の宝珠院に葬られました。

                             (妙國寺現地案内板)

 

■日本三大蘇鉄

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